マンホール補修・とう道補修

IPHシステム工法・載荷試験

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それぞれ違う条件(全面破断・クラック発生面)の破断したコンクリートにミクロカプセルを注入し、載荷試験により健全なコンクリートとの強度の比較を行う。

IPHシステム工法・載荷試験の流れ

1.供試体製作

1)健全なコンクリートとの比較を行うため基準となる寸法(200×200×680)のコンクリート供試体。
2)1.で製作した供試体に荷重を加え完全に破断した断面にミクロカプセルを注入した供試体。
3)コンクリート供試体の中央部に鉄板(200×100 t=0.4mm)を挿入し、コンクリートの硬化直前に引き抜いた疑似クラック面にミクロカプセルを注入した供試体。
4)3.と同様の疑似クラック面にミクロカプセルを注入していない供試体。

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2.載荷試験

各条件で製作した4種類の供試体を下図のような2点支持・1点載荷を加え載荷実験を行った。

載荷試験

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3.載荷荷重測定

各供試体の載荷荷重の結果を測定し別表(図-1)のようにまとめた。

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コンクリート載荷試験による試験結果

同じ形状のコンクリート供試体を作成し、それぞれ違う条件(全面破断、疑似クラック面)にミクロカプセルの注入を行い、健全なコンクリートの載荷荷重との比較を行う。

試験方法

同じ形状のコンクリート供試体を12本作成し4種類(図-1)の条件で載荷試験を行いミクロカプセルの施工により載荷荷重(KN)の比較を行う。

4種類 図ー1

エポキシ塗装使用

試験結果

◇ミクロカプセルを注入した供試体(No.2・No.3)では値にバラつきがあるものの、供試体(No.1標準)の載荷荷重と比較して100%前後まで回復した。
◇ミクロカプセルを注入した供試体(No.2・No.3)を比較すると供試体(No.2)の載荷荷重が高く、供試体(No.3)の注入面(疑似クラック面)が平滑でありミクロカプセルの付着力が低下するためと考えられる。
◇疑似クラックを発生させた供試体(No.3・No.4)を比較すると、ミクロカプセルを注入することによって載荷荷重が約3倍程度回復した。

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